宝閑自然誌の使い方

このサイトの使い方について。

目次


概要

本サイトのメインコンテンツである宝閑自然誌ページは、さまざまな植物・動物を写真撮影して、整理分類した私的フォトデータベースです。

2016年頃から記録を残し始めて、2024年4月の時点で約8万件の観察記録がアーカイブされています。内訳は植物7.6万件、動物4000件です。観察場所は神奈川県5.5万件、新潟県2.3万件です。各記録は約6200件の階層的なカテゴリで分類しています。

以前は神奈川県を中心に歩き回っていましたが、現在は新潟県中越地方が中心となっています。はからずも太平洋側の温暖地域と日本海側の多雪地域を、それぞれ見て回ることになりました。

公園、里山、低山、河原、海岸などに生えている身近な野草や雑木が中心です。希少種の記録はほとんどありません。

自然観察の基本方針

  • 質より量。なにか見かけたらまず撮影して記録。写真としての出来は二の次。
  • できるだけ定期的に同じ場所へと赴き、その植物の芽吹き、花、果実、枯葉などを時系列で観察する。
  • 採取は基本的に行わない。自然破壊的行為も行わない。写真の撮影のみ。
  • 肉眼で見える箇所だけチェック。ルーペがないと判断できない部分は無視。
  • 生物種の同定は、属名まで合っていればひとまずオーケー。種小名まで合っていれば大正解。分からないものは分からないと記録しておく。

注意事項

  • 維管束植物の記録が中心です。コケ植物、動物、菌類(キノコや地衣類)の記録は少なく、あまり整理されていません。
  • 「種類不明」のまま放置している記録が多数残っています。
  • 内容は常に更新しています。過去の記録でも問題に気づいたときには都度修正しています。
  • 各記録にはGPSの座標データが付与されていますが、1km単位に丸めた緯度経度で表示しています。
  • 稼働しているウェブサービスは自作のため、バグ等でうまく機能しない可能性があります。問題があるときはAboutページの連絡先までお知らせ下さい。

情報の正確さについて

  • なるべく正確な情報を提示するように心がけていますが、内容の正確さについては一切保証しません
  • 生物種の同定は専門家でも難しいことがあります。素人(私)が適当に作っているサイト情報を鵜呑みにしてはいけません。まずは疑え。
  • 和名と学名はおもにYList 植物和名ー学名インデックスの記載を参考にしていますが、他の情報源と比較しながら最終判断しています。
  • 一般的に使われている和名が狭義のもの(亜種や変種)に当たる場合、広義(上位カテゴリ)の和名は最後に「種」を付けて区別しています。(例:ヨモギ Artemisia indica var. maximowiczii の上位カテゴリ Artemisia indica の和名は「ヨモギ種」)
  • 座標データはスマートフォンのGPSが記録した座標そのままなので、測地系はWGS84(世界測地系1984)になります。おそらく多少の誤差があります。

使用例

検索機能とフィルタリングによって、さまざまな表示が可能です。

基本編

応用編

上級編


サイトの各ページ

画面構成

画面上側にはナビゲーションバーが常に表示されています。サイトのタイトルなどが表示されます。
右側には検索ボックス、サイトメニュー、ドロップダウンメニューが表示されます。
ドロップダウンメニューからは、ライト/ダークテーマの切り替え、表示言語(日本語と英語)の切り替えなどが可能です。

画面左側にはサイドバーが表示されています。
左上のハンバーガーメニュー(横三本線のこと)のクリックでサイドバーを開閉できます。

ホーム

ホーム画面には、最近撮影したものからセレクトした写真や、よく使うカテゴリなどを表示しています。

記録

観察・撮影した結果は、記録という単位で整理されています。
それぞれの記録は、1枚以上の写真を含んでいます。たとえば同じ植物をズームとワイドで1枚ずつ撮影したら、それらをまとめて1記録としています。
さらに記録ID、撮影日時、撮影場所、コメント(オプション)などの情報を持っています。

各記録は複数のカテゴリ(後述)で分類されています。
たとえば、長岡市でセイヨウタンポポの花を観察した記録には
「セイヨウタンポポ」、「多年草」、「黄色の花」、「深裂の葉」、「鋸歯縁」、「根生」、「#帰化植物」、「@長岡市」
などのカテゴリが付与されています。

カテゴリ

カテゴリとは、様々な観点で記録を整理するための、階層構造を持った分類の仕組みです。
いわゆるタグに近いものですが、カテゴリは階層構造を持っている点が異なります。
生物分類(学名)、花の色、果実の形、葉の形、地理的な場所などなど、さまざまなカテゴリが階層的に整理されています。

たとえば「セイヨウタンポポ」カテゴリは、
生物分類 → 植物界 → 被子植物 → 真正双子葉類 → キク類 → キキョウ類 → キク目 → キク科 → タンポポ属 → セイヨウタンポポ
という階層構造の下に存在しています。

黄色の花」カテゴリは、
植物の繁殖 → 花 → 花の色 → 黄色の花
という階層構造の下に存在しています。

深裂の葉」カテゴリは、
葉 → 葉の形 → 裂けた葉 → 深裂の葉
という階層構造の下に存在しています。

上位カテゴリで検索すると下位カテゴリの記録もヒットするようになってます。
なので、記録を「キク科」や「タンポポ属」カテゴリで検索したときは「セイヨウタンポポ」カテゴリが付けられた記録もヒットします。
「花」カテゴリで検索したときは「黄色の花」カテゴリが付けられた記録もヒットします。
「裂けた葉」カテゴリで検索したときは「深裂の葉」カテゴリが付けられた記録もヒットします。

グループ

グループとは、複数のカテゴリを階層構造とは無関係にまとめておくための仕組みです。

たとえば「春の七草」グループには、「セリ」「ナズナ」「ハハコグサ」「ミドリハコベ」「コオニタビラコ」「カブ」「ダイコン」の7カテゴリが含まれています。いわゆる七草は生物分類の階層構造とはあまり関係ないので、カテゴリの階層構造を横断するグループという仕組みを用意しています。

他にも「ヨーロッパ原産」グループや「日本固有種」グループなど、さまざまなカテゴリをまとめたグループが登録されています。

ブック

ブックは、記録を格納しておく場所です。それぞれの記録は必ずいずれか1つのブックに格納されています。
いわゆるフォルダーのように使いますが、階層構造はありません。

整理済みの記録は「アーカイブ」、分類が未確定の記録は「調査中」、さっぱり分からない記録は「種類不明」に、それぞれ格納しています。

その他

作業中。