ふたたびChatGPTに植物の質問をしてみた

約2年前、ChatGPTに植物の質問をしてみたという記事で、すでに大きな話題だったChatGPTに植物について質問してみた。当時の生成AIはまだまだ発展途上で、回答にはハルシネーション(幻覚)による誤りが多かった。

2年が経過した今、再び同じ質問をしてみた。モデルはGPT-4oをそのまま使っている。

結果、どの回答もほぼ完璧だった。

目次

タンポポの見分け方を聞いてみた

質問

カントウタンポポとセイヨウタンポポの見分け方を教えて

ChatGPTの回答

カントウタンポポ(Taraxacum platycarpum)とセイヨウタンポポ(Taraxacum officinale)の見分け方には、以下のようなポイントがあります。

1. 総苞片(そうほうへん)(がくの部分)

  • カントウタンポポ:総苞片が花にぴったりくっついている(反り返らない)。
  • セイヨウタンポポ:総苞片が外側に大きく反り返っている。

2. 花の咲き方

  • カントウタンポポ:基本的に春(3月~5月)にだけ咲く。
  • セイヨウタンポポ:一年を通して咲くことが多い。

3. 花の色

  • どちらも黄色で、見た目にはほぼ同じ。ただし、カントウタンポポの方がやや色が淡いことがある。

4. 葉の形

  • カントウタンポポ:葉の切れ込みが浅く、全体的に丸みがあることが多い。
  • セイヨウタンポポ:葉の切れ込みが深く、ギザギザがはっきりしている。

5. 生えている場所

  • カントウタンポポ:もともと日本に自生しているので、自然の多い場所(林のふちや田んぼのあぜ道など)に生える。
  • セイヨウタンポポ:都市部や道路沿いなど、人の手が入った場所にもよく生える。

簡単な見分け方のコツ
道端で見かけたらまず 総苞片が反り返っているかどうか をチェックするとよいです。もし反り返っていたらセイヨウタンポポの可能性が高いです。

明らかな間違いは見当たらない。ハルシネーションもなく、きちんとした回答だと思う。
ただ、葉の形に関しては、両者を見た目だけで区別できるかどうか、微妙かもしれない。

タチヤナギの特徴を聞いてみた

質問

タチヤナギの特徴について教えて

ChatGPTの回答

タチヤナギ(立柳、学名:Salix miyabeana) は、日本に自生するヤナギ属の落葉高木で、特に河川敷や湿地に多く見られます。以下の特徴があります。

1. 樹形と成長特性

  • 高さ 10~15m ほどに成長する。
  • 名前の通り「立つ」ようにまっすぐに伸びる樹形が特徴的。
  • 枝は比較的細く、密に茂る。

2. 葉の特徴

  • 長さ 5~12cm の細長い楕円形で、やや鋭い先端を持つ。
  • 葉の縁は 細かい鋸歯(ギザギザ) がある。
  • 表面は緑色で裏面はやや白っぽい(粉をふいたように見える)。
  • 他のヤナギに比べると葉が厚めで、しっかりしている。

3. 花の特徴(尾状花序)

  • 4~5月 に開花。
  • 雄花と雌花が別の木につく(雌雄異株)。
  • 雄花:黄色っぽい花粉を出す葯(やく)を持つ。
  • 雌花:緑っぽく、目立たないが長い穂状につく。

4. 実と種子

  • 5~6月 に綿毛のついた小さな種子をつけ、風で飛ばされる。
  • 綿毛がふわふわと舞う姿が見られる。

5. 生育環境

  • 河川敷、湿地、湖畔など水辺に多い。
  • 水に強く、洪水などで枝が折れても再生しやすい。
  • 砂地や荒地でもよく根付き、土壌の安定化に役立つ。

6. 似たヤナギとの違い

  • シダレヤナギ(Salix babylonica):枝が垂れ下がるのに対し、タチヤナギはまっすぐ立つ。
  • ネコヤナギ(Salix gracilistyla):ネコヤナギは花がふわふわした銀白色の毛に包まれているが、タチヤナギの花は尾状でふわふわしていない。

7. 利用・用途

  • 水辺の土砂流出を防ぐために植えられることがある。
  • 材はあまり硬くないが、細工物や薪として利用されることもある。
  • 樹皮にはタンニンが含まれ、昔は染料や薬用に用いられたこともある。

タチヤナギは、日本の河川環境に適応したヤナギの一種で、水辺の景観や生態系にとって重要な樹木です。

タチヤナギの学名が Salix triandra ではなく Salix miyabeana (カワヤナギ)になってしまっている点だけが惜しい。あとはほとんど問題なさそう。

羽状複葉について聞いてみた

質問

羽状複葉って何のこと。

ChatGPTの回答

羽状複葉(うじょうふくよう) とは、葉が 鳥の羽のように小葉(しょうよう)が並んでいる 複葉のことです。

1. 羽状複葉とは?

  • 1枚の葉が、複数の小さな葉(小葉)に分かれている形 をしている。
  • 中央に「葉軸(ようじく)」があり、その両側に小葉が並ぶ
  • ちょうど 鳥の羽のように見える ことから「羽状」と呼ばれる。

2. 羽状複葉の種類
奇数羽状複葉(きすう うじょうふくよう)
 - 葉の先端に 1枚だけ小葉がつく タイプ。
 - 例:クルミ、バラ、ナナカマド など。

偶数羽状複葉(ぐうすう うじょうふくよう)
 - 葉の先端に小葉が 1枚もなく、偶数枚の小葉で終わる タイプ。
 - 例:エンジュ、ネムノキ、ニセアカシア など。

二回羽状複葉(にかい うじょうふくよう)
 - さらに小葉が枝分かれしている タイプ。
 - 例:ネムノキ、ジャケツイバラ など。

3. 羽状複葉の代表的な植物

  • バラ科:ナナカマド、ウルシ
  • マメ科:エンジュ、ネムノキ、ニセアカシア
  • クルミ科:クルミ
  • ミカン科:カラスザンショウ

4. 単葉との違い

  • 単葉(たんよう):1枚の葉が独立している(例:サクラ、カエデ)。
  • 複葉(ふくよう):1枚の葉が 複数の小葉に分かれている(例:バラ、クルミ)。

ポイント:葉を落とすときの見分け方!
葉が 枝ごと落ちる複葉 の可能性が高い。
葉が 1枚ずつ落ちる単葉 の可能性が高い。

まとめ
羽状複葉は、葉軸を中心に小葉が鳥の羽のように並ぶ葉のこと。奇数羽状・偶数羽状・二回羽状などの種類があり、バラ科・マメ科の植物に多く見られます。

この回答にも問題は見当たらない。例として列挙されている植物種は正しく、その科名も正しい。

まとめ

調べ物については、すでに検索エンジンよりも生成AIのほうが「使える」時代になっている。ディープリサーチを使うまでもなく、どの質問に対してもほとんど正しい回答が返ってきた。

前回の記事から僅か2年間だが、AIの進歩は著しく、おそらくこの先の数年間で人類を超えるだろう。クルマよりも速く走れる人間がいないことを当たり前に受け入れているのと同じく、AIよりも深く正確に考えられる人間がいないことを当然のように受け入れる社会になるだろう。