新潟県天産誌の植物名リスト

以下は1925(大正14)年に刊行された『新潟県天産誌』の「第一編 植物界」に掲載されている植物名の全リストである。ただし現在では菌界に分類されている菌類(キノコ)や地衣類は除外した。

当時の新潟県内で確認された植物 390科、1306属、2886種 (亜種・変種・品種も1種とカウント) が列挙されている。現在使われている和名、学名、分類群とは異なるものが多い点には注意。旧字体および旧仮名遣いはそのまま残したが、明らかな誤植と思われる箇所は適宜修正した。

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ニガイチゴは長岡に生えているのか問題・解決編

今年の春、ニガイチゴは長岡に生えているのか問題という記事を書いた。その時点ではニガイチゴの存在を確認できていなかった。

その後、長岡市内でニガイチゴが生えているのを見つけた。

場所は『新潟県植物分布図集 第8集』に記載されている沿岸部(寺泊)ではなく、ずっと内陸の東山ファミリーランドである。自然観察林にある明るい草地で数株ほど確認できた。

見つかったニガイチゴはどれも膝の高さくらいの小さな株で、それぞれ数メートル離れた場所にポツポツ生えていた。地下茎で広がっているように見える。大きめの株は見当たらなかった。わざわざあんな場所にニガイチゴを植栽する可能性は低そうなので、自生ではないかと思える。

来春に開花が見られるといいな。